「1人ひとりの目標意識が希薄で、業績が上がらない…」
「そもそも、設定した目標すら忘れている人が多い…」
こうした課題に心当たりのある、マネージャーや人事の方も多いのではないでしょうか?
今回は、目標設定・管理の方法を見直し、目標達成に向かってメンバーが動き出す組織づくりの秘訣をご紹介します。
1. 目標達成に向かいメンバーが動き出す秘訣
2. 目標設定・管理の重要性とは
3. 目標設定・管理が難しい理由
4. 目標達成に向けた施策
5. マネジメントツール「Wistant(ウィスタント)」を使った活用法
6. まとめ
結論から言うと、メンバーが目標達成に向かい動き出すためには、
①目標設定の段階で、徹底的に目標のすり合わせをし、組織と個人でしっかり目標を握り合うこと
②繰り返し、目標の意味づけ、すり合わせをすること
③目標の進捗を可視化し、サポートをすること
が必要になります。
それでは、なぜ上記の3点が必要になるのでしょうか?
目標設定・管理の重要性を振り返りながら、その必要性をご紹介します。
全社的に目標達成に向かい動き出すためには、個人の目標設定が非常に重要になります。
個人の目標を設定することで、
・すべきタスクが明確になる
・効率的に時間を使うことができる
・無駄な意思決定を排除することができる etc…
などのメリットがあります。
(※参考記事)8 Benefits of Goal Setting
また同時に、企業の方針に合わせた目標の管理も必要です。なぜならば、従業員は企業の方針および目標に乗っ取った行動をする必要があるためです。
しかしながら、これらを行うことは非常に難しいのも事実です。
実際、4万人を対象にしたThe Partners In Leadership Workplace Accountability Studyの調査によると、全体の93%の従業員が、企業の方針・目標と、自身の目標を結びつけて行動することができていないことが明らかになっています。
(※参考記事)How to Increase Employee Engagement Beyond Perks
なぜ目標の設定および管理は難しいのでしょうか?その理由は3点あります。
①企業と従業員のニーズの不一致
②日々の業務に追われることによる目標への意識の低下
③目標達成へのサポートの難しさ
まず、企業が従業員に達成してほしいことと、本人が望むことは必ずしも一致しません。
(※参考記事)How to Help Your Employees Set Their Goals
また、従業員の力が以前よりも増している現代において、企業の一方的な押し付けでは、企業全体の目標達成に向かって彼らを動かすことはとても難しいです。
日々の業務に追われることにより、目標は忘れ去られていきます。
実際、立教大学 中原淳教授によると、期初に設定した目標を覚えている従業員は全体の14%しかいません。
(※参考記事)1on1を組織に定着させるための5つのポイント:1on1をただちに形骸化させる「呪いの言葉」を口にしていませんか?
目標に対してのサポートをするためには、目標の進捗状況を確認した上で、密なコミュニケーションを必要とします。
ですが従業員を大量に抱えている企業では、目標の進捗状況を一元的に管理することが難しく、目標達成に向けてのサポートをさらに難しくしています。
それでは、上記の様な困難を乗り越えるためにはどうしたら良いのでしょうか?
メンバーが目標達成に向けて動く組織作りのために企業がすべき事は
①目標設定のフェーズ
②目標管理のフェーズ
でそれぞれ異なります。
目標設定の段階では、目標のすり合わせが最も重要になります。
企業の達成したいこととメンバーの思いをできる限り統一し、モチベーション高く仕事に取り組める土台を共に築く必要があるからです。
具体的には、
・彼/彼女が目指したい目標はなんなのか
・何故この業務を彼/彼女にお願いしているのか
・目指す山(目標)は適切なのか
・その業務はどの様に今後に繋がるのか
・具体的にどの様な行動に移すのか etc…
などを時間をかけて対話をしていく必要があります。
(※参考記事)チームメンバーと「目標を握るんぢゃい!」と意気込んでいても、さっぱり「目標が握れない」理由!?
まずは、期初にしっかり時間を確保し、目標のすり合わせを徹底しましょう。
目標管理の段階ですべきことは主に2つです。
・設定した目標を繰り返し意味づけをし、すり合わせをすること
・必要に応じてサポートをしていくこと
目標は日々の業務に追われて、忘れ去られて行きます。また、従業員を放置するだけでは全社的に目標達成に向けて動くことはできません。
目標の進捗状況を可視化し、適切なサポートを施す必要があります。
そして、上記の2点は繰り返し行う必要があります。
しかしながら、メンバーの目標の進捗状況を個別に確認することや、目標のすり合わせをするために時間を個別に確保・調整することは難しいですよね。
そこで活用したいのが、マネジメントツール「Wistant(ウィスタント)」です。
Wistantを使うと、マネジメントに関する課題がデータで可視化されるとともに、1on1、目標管理、そしてフィードバック(評価)を一括で管理することができるようになります。
今回は、Wistantの目標設定・管理の機能に絞って説明していきます。
Wistantでは、半期・四半期ごとに目標を設定し、進捗状況を管理することができます。
また、それらの目標は、個人・チーム・会社単位で設定・管理することができます。
【チーム目標】
【個人目標】
加えて、目標は公開範囲を選択することができるため、人事やマネージャが一瞬で目標の進捗状況を確認することができます。
そうすることで、サポートが必要なメンバーを瞬時に特定することができます。
Wistantでは、1on1と目標管理を連携することができます。(1on1に関する情報はこちら)
具体的には、1on1を行う前の事前のアンケートにて、目標の進捗度合いの記入を促します。この事前アンケートは、1on1を行う際のアジェンダになります。
そうすることで、目標のすり合わせや、必要なサポートを1on1中に確認することができます。
また、今後必要となるアクションも同時に設定することができるため、全面的にメンバーの達成をサポートすることが可能です。
メンバーが目標達成に向けて動く組織作りの秘訣はおわかりいただけたでしょうか?
重要なことは、
・徹底した目標のすり合わせ
・目標の進捗に合わせたサポート
です。
そのためには、Wistantの様なマネジメントツールを導入することも選択肢のひとつですね。
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