1on1は無駄?進め方が分からない? 「Wistant」を使った、1on1を最大限に活用する方法
1on1 Wistantの使い方
2019. 10. 11

1on1は無駄?進め方が分からない? 「Wistant」を使った、1on1を最大限に活用する方法

「1on1」とは、メンター(上司・マネージャー)とメンティ(部下・メンバー)が1対1で対話をする場のことです。その目的は企業によってさまざまですが、主に日々の業務の振り返りや、キャリアの相談を行う機会として導入する企業が増えています。

1on1を通じて、メンバー側は

・経験からの内省を深め、成長につなげられる
・業務のつまずきを早期に相談し、解決のためのサポートを得られる
・中長期のキャリアや、伸ばしていくべきスキルなどを相談できる

といったメリットがあります。

また上記の変化が起きると、組織としても「組織への帰属意識や仕事へのやりがいが高まり、全体のパフォーマンスが上がる」「マネージャーとメンバーのコミュニケーション量が増えて、関係性が良くなる」「行動が修正され、目標達成の確率が上がる」といった効果も実感できます。

その一方で、1on1の導入はハードルが高いことも事実です。実際、多くの企業では下記のような悩みを抱えています。

・1on1で何を話せば良いのかわからないメンター・メンティが多い
・現場のメンバーが「1on1は必要ない」と考えている
・1on1の制度を作ったが、日々の業務に追われて行われていない
・人事が1on1で話されている内容を知ることができないため、組織の課題解決に繋げることができない

1on1ミーティングは業務の時間内に行う以上、その効果を最大限に高めたいですよね。

そこで今回は、1on1の導入・定着を成功に導く方法から、1on1ツールの選定ポイント、さらに「Wistant(ウィスタント)」を活用した1on1の実践方法まで解説いたします。ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

<目次>

・1on1の導入・定着を成功に導く3つの秘訣
・1on1ツールを導入するメリットと、選定ポイントは?
・ 「 Wistant (ウィスタント)」を使った、1on1の実践方法
・Wistantの導入事例【日本サカス株式会社】

1on1の導入・定着を成功させるための3つの条件

まず最初に、1on1の導入・定着が成功する3つの条件をご紹介します。

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①1on1の目的やその意義を従業員が理解している

まずは、「なぜ1on1を行うのか?」を従業員に理解してもらう必要があります。当然ですが、実際に1on1を行うのは従業員であり、彼らの1on1に対する姿勢が非常に重要になってくるからです。

具体的には、以下のようなアクションが必要になります。

  1. 他の人事施策(目標設定面談など)や日常業務での対話と比較して、1on1がどのような位置付けにあるのかを明確にする
  2. 経営者ないしは人事担当者が、1on1をなぜ導入するのか、自社の理念や経営課題と結びつけて従業員に話すこと

上記の点に留意して、「1on1は無駄なのではないか」と思われているような状態のまま導入を進めないようにしましょう。

②1on1を仕組み化できるようにする

1on1はメンター・メンティ双方にさまざまなスキルが求められるため、最初からうまくできるペアは多くありません

例えば、導入初期によくある失敗として「何を話したらいいかわからず雑談で終わってしまう」というものがあります。

こうした失敗を避けるために、1on1導入の目的に合わせて、事前のアジェンダ整理を行うフォーマットや、ガイドラインを作成するなど、メンターとメンティがストレスなく効果的に実施できるような仕組みが重要です。

③1on1を見える化する

1on1は現場で行われますが、経営層や事業部長、人事担当者は1on1の状況を確認し、組織課題を早期発見することが求められます。

例えば、1on1で話された内容、頻度や質、時系列などさまざまな切り口から分析し、離職の原因になりやすい「上司と部下の関係性の変化」をもとにその防止に努める必要があります。

しかし、アンケートフォームやスプレッドシートなどの無料のツールを活用して1on1のデータを蓄積・分析するには限界があります。

そこで、スケジュール管理や事前のアンケート、1on1中の議事録から事後のアンケートまで一貫して管理できる1on1ツールの導入をおすすめします。

▼1on1のメリットや導入時のポイントについて、詳しくはこちらの記事も一緒にご覧ください【徹底解説】1on1の効果はどう測る?よくある失敗とは?運用におけるポイントを解説

1on1ツールを導入するメリットと、選定ポイントは?

1on1をはじめる準備が整ったら、運用を軌道に乗せて、そこから得られるデータを組織課題の解決に活かすことが重要です。データの蓄積・分析を行えるツールがあると、「上司と部下の関係性の変化」から離職を防止するなど、そのデータを組織課題の解決をもたらす資産に変えることができます。

1on1ツールには、1on1の定着と運用を目的に開発されているものと、人事評価ツールの一部機能として備わっているものがあるので、導入目的に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。

では実際に、1on1ツールを導入する際にはどのようなポイントで選定すべきか、今回は8つの項目を挙げます。ぜひ、導入の際の参考にしてみてください。

◆ 選ぶ際のポイント

  1. 1on1ツールの種類が、導入目的に合っているか
  2. 日常的に使っているコミュニケーションツールとの連携(Slack、Teamsなど)
  3. 1on1の会話をサポートしてくれるか(事前のアジェンダ設定など)
  4. 1on1のログが残せるかどうか(会話の内容がブラックボックスにならないか)
  1. 事後アンケートなどで、メンティの1on1に対する満足度を可視化してくれるか
  2. 業務の進捗確認や、目標設定も管理できるか
  3. 1on1と、他のマネジメントアクションがシームレスに連動しているか
  4. スマホ対応や、直感的な操作が可能なユーザー体験
  5. カスタマイズ性(長期利用を目的とする場合、柔軟にカスタマイズできるか)

「 Wistant (ウィスタント)」を使った、1on1の実践法

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「Wistant(ウィスタント)」は、1on1の定着と見える化で、社員の「本音」がわかるクラウドサービスです。

Wistantを使うと、マネジメントに関する課題がデータで可視化されるとともに、1on1、目標管理、そしてフィードバック(評価)を一括で管理することができるようになります。今回は、Wistantを使った1on1がおすすめの3つの理由をご紹介します。

①本音で話しやすくなる、基本的な型の提供

Wistantには、1on1を行う前に回答する「事前アンケート」があります。メンティの内省を促し、話すトピックを事前に選ぶことで、話したいことを本音で話しやすい環境を整えます。

▼1on1事前アンケートの回答画面

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すべての回答が完了し、アンケートを提出すると1on1シートが完成します。この結果はマネージャーにも共有され、マネージャーも事前に準備を行うことができます。話した内容やメモを議事録・コメント欄に残しておくことも可能です。

▼提出された1on1の事前アンケートの確認画面

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1on1の事前アンケートは、その時の組織の課題に合わせてカスタム可能です。項目のON-OFFを切り替えたり、トピックを追加・編集することができます。

▼事前アンケートの内容は変更可能

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②不満や悩みの早期発見・定点観測

1on1終了後はメンバーが「話したトピック」と「1on1の充実度」を選択し、レポートを提出します。レポートの内容は、「予め設定した管理者のみ」が閲覧可能です。

▼1on1実施後にメンティが回答するアンケート

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レポート提出が完了すると、1on1の実施率や充実度、話されたトピック・コメントを管理画面上で集計します。1on1のデータを収集し、実施率や充実度などさまざまな切り口で見える化することで、「マネージャーとメンバーの関係性」の変化を見逃しません。対策を事前に行うことで、 離職の防止につなげることができます。

▼1on1の実施状況をグラフで可視化

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▼1on1の事前アンケート・事後アンケートの回答状況も一覧でわかる

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一部の管理者にのみ届くコメント機能からは、普段は言えない不満や悩みを拾うこともできます。

▼1on1に対するコメントを収集することで、メンバーの本音を見逃しません

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③1on1を行うトリガーを作り、1on1の定着をサポート

設定した頻度に合わせて1on1の前に通知が届くので、1on1の実施を忘れることがありません。メールやチャットツールと連携し、スマホでも使えます。

▼メールでの通知画面

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▼コミュニケーションツール「Slack(スラック)」にも対応。DMで通知が送られてきますimage2-2

Wistantの導入事例【日本サカス株式会社】

image3-1全国の水族館や商業施設向けに水槽・アクアリウム事業を展開、総合プラスチック加工も手掛ける、日本サカス株式会社。

同社は、目標設定を紙で管理していたため記録が残らず、加えてお互いの目標も把握していなかったため、助け合いのコミュニケーションが活発ではなかったといいます。

そこで、「1人ひとりが目標に向かって生き生きと、自律的に働ける環境をつくりたい」という思いから、2018年にOKRを導入し、さらに、目標について話し合う場として1on1も導入しました。

しかし、「普段の会話以上に、何を話していいかわからない」と1on1が形骸化してしまったそう。そこで1on1ツールを導入し、ツールに慣れてもらうための時間を定期的に設けたり、ツールを見ながら目標達成に向けて取り組んでいることや悩みをシェアする取り組みを行っています。

1on1ツール導入後の変化としては、事前アンケートを活用することでメンティ自らが「何を、どこから話したらいいか」を考え、「目標達成のためにはこのやり方でいいのか?」という具体的なところまでコミュニケーションを取るような自主的な動きが生まれたといいます。

メンター側としても、メンバーがメモ欄に記録した「どんな行動をしたか?」「どんな失敗をしたか?」といった過去のアクションを元に話を進めることができ、「その場」的なコミュニケーションではなく、延長線上での話し合いができるようになったそうです。

▼参考記事:「1on1を通じて『同じ視点』を一緒にみる感覚が生まれるんです」Wistantで、目標達成を後押し。その効果は?

まとめ

以上、1on1制度の導入・定着を成功に導く秘訣をお伝えいたしました。改めて、重要なのは「1on1を実施するメンバーがその必要性を理解していること」と、「整備された1on1の仕組みが整っていること」、「1on1を見える化して、改善に繋げること」です。ぜひ参考にしてみてください。

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