「S評価」が29%→56%に!「目標達成するチームづくり」に成功したvivitの取り組みとは?
Wistantの導入事例 目標設定・管理
2021. 01. 18

「S評価」が29%→56%に!「目標達成するチームづくり」に成功したvivitの取り組みとは?

今回は、Wistantの導入をきっかけに目標設定・1on1・フィードバックのマネジメントイベントの見直しを行い、メンバーのパフォーマンスを大きく高めることに成功したvivit株式会社様のインタビューをお届けします。

ただツールを導入するだけではなく、Wistantのカスタマーサクセスと共にマネジメントについての学びからスタートし、組織づくりに真摯に向き合うことで、大きな成果をあげられた事例です。


▼インタビューさせていただいた方

vivit株式会社 技術開発部マネージャー 村山 健一郎 様(写真左)
vivit株式会社 メディア開発チームリーダー 河村 行彦  様(写真右)

vivitさま事例_画像.001


▼vivit株式会社について

「心動かす体験を通じて、世界をより豊かに」というミッションを掲げ、キャンプやスノースポーツを中心としたアウトドアレジャーに関するWebサービスを展開されています。(公式サイトはこちら



ーーはじめに村山さん、河村さんの簡単な自己紹介をお願いいたします。

村山さん 私は正社員・業務委託あわせて17名の開発部と、2名のデザイン部のマネージャーを兼任しています。各チームの目標達成の支援と、あとは色々な雑務を引き受けています(笑)。エンジニアとしては、自動化と見える化が好きです。

河村さん 私は弊社の事業の中でも、メディア側の開発リーダーをしています。社内の色々なチームから依頼が来るので、その窓口役や、ディレクションが業務の中心です。エンジニアチームは年齢の幅が広めなので、若いメンバーが気持ちよく仕事ができるようにすることを心がけています。

 

ーーvivitさんについてもご紹介いただけますでしょうか。

村山さん vivitは、「きっとそとが好きになる」がコンセプトのWebメディア「hinata」を中心に、キャンプなどのアウトドアに関する事業を展開しています。アウトドアってどうしても敷居が高いので、我々が展開するサービスやメディアを通じてその敷居を下げることを目指しています。

▼キャンプ、アウトドア情報メディア「hinata」▼

vivitさま事例_画像.002


組織の特徴・強みとしては、まず部署間の垣根が低いですね。コミュニケーションが円滑で、目標達成のためにみんなで協力しています。また、「決めたあとは任せる」と言いますか、思い切りが良い文化があると思っています。

河村さん そうですね、コミュニケーションがとりやすくて、フラットな組織だと私も感じています。

村山さん …とは言え、最近は人数も40人ほどまで増えてきて、経営層とリーダークラスの間をつなぐ機能がまだ薄いなど、今後の課題もあるのですが。

ーー2020年の9月にWistantを導入いただきましたが、当時はどのような課題感をお持ちだったんですか?

河村さん 当時は、四半期ごとに各自の目標を立ててはいたものの、それを意識するのが期首期末くらいだったんですね。せっかく目標を立ててもその進捗をふりかえる場所が少なかったので、そこが課題だったのかなと。

1on1は行っていたのですが、話す内容をあまり決めていなかったので、「最近どうですか?」のような雑談で終わってしまったり。目標についての対話があまりなかったんです。

村山さん そうですね、それに加えて、目標の達成基準が曖昧だったと思います。全体感で決めてしまっている部分があって、しっかり目標に対してがんばっていてもそれを評価することができていなかったと思います。

また、全社的にマネジメントレベルにでこぼこ感があるなと感じていて。それを可視化して、高めていくということをトライしてみたかったので、Wistantの導入を決めました。


ーーWistantを導入されて3ヶ月が経過しましたが、率直にふりかえってみていかがですか?

▼vivit株式会社様のWistant導入後のお取り組み▼vivitさま事例_取り組み内容.001

村山さん 率直な意見でいうと…導入して本当に良かったなと(笑)。

真面目に目標を追えばしっかり達成できるんだ、ということを実感できたことが大きいですね。もともと開発部はリソース不足で、目標というよりはいつも目の前のタスクに追われてしまうことが多かったので、ここは本当に大きな変化だと思います。

あとは、自分自身が一番成長したんじゃないかなと思います。もともとなんとなくやっていたマネジメントを、何のためにやるのかということをしっかり考えることができました。

最初はOKRとMBOの違いもわかっていなかったのですが、Wistantさんのワークショップなどを通じてマネジメントの型から学び、その上で自社流にアレンジしていくことができました。純粋に勉強になった部分もすごく大きいですね。

※OKRやMBOについては、こちらの記事をご覧ください。

河村さん 自分としてはまず、1on1で話す内容が変わりましたね。単なる雑談ではなく、目標に対しての進捗確認や、業務の課題解決ができる場になりました。

Wistantを使うと事前に1on1のアジェンダを設定できるので、メンターからすると、すごく話しやすいんですね。「何かありますか?」と聞かれるより、具体的なテーマがあったほうが話しやすいし、得られる情報量が違うじゃないですか。

アジェンダがあることで自分の問いかけの仕方が変わって、メンバーの思っていること、考えていることをより引き出せるようになったと思っています。

村山さん あとはカスタマーサクセスの皆さんが、アドバイスだけではなく、中に入り込んで伴走してくれたので助かりました。

河村さん そうですね、自分たちとも実際に1on1をメンターとしてやっていただいたり、ワークショップを開催してくださったことで社内の意識も上がりました。

 

ーーキックオフ後はまず、目標設定から取り組まれましたよね。

村山さん やってよかったと本当に思うのが、メンバーとの目標すり合わせを妥協なくやったことです。そのおかげで、各メンバーのやることが明確になって、いま本当に報われているんですよね。

というのも、いまちょうど評価のタイミングなのですが、以前と比べて圧倒的にやりやすくなったんです。曖昧さがなくなって、「ほぼ誰が評価しても同じ結果になるんじゃないか?」というレベルにまで高めることができた。

河村さん 最初に目標をしっかり決めたことで、評価をする側・される側の納得感を醸成できましたよね。同じ観点で動けるようになったので、それがすごく良かった。

以前の課題としては、目標が曖昧かつ形骸化していて、かつ1人ひとりの抱える目標がすごく多かったんです。私個人も、6個も7個も目標を持っていましたし、かつ「◯◯ができていること」のような状態ゴールが多くて。そうなると、いざ評価のときに達成できてるかな? できていないかな? みたいな感じになってしまって。

でも今回は、全員が目標設定の意義を理解して腹落ちした上で、フォーカスすべき定量的な目標を定めて、しっかり定期的なふりかえりを行った。ここが本当に変わったところです。

村山さん メンバー側も、「誰が見ても明確な目標を立てる」という意識がすごく上がりましたね。以前は、ここまでやったらS評価、のような達成基準が引かれていない目標も多かったので。

今回、ちょうど目標設定のときにWistantを導入したので、目標設定〜1on1による伴走〜評価というマネジメントサイクルを3ヶ月できれいに回すことができたんですよね。ただまだ1サイクルを終えたところなので、今後はより浸透していくようにメンバー向けの目標勉強会などもやっていきたいですね。

 

ーー期中の目標達成のサポートについてはいかがですか? 1on1の頻度も増やされましたよね。

河村さん そうですね、月1回から隔週にしました。それによって、メンバーのアラートにすぐ気がついて、1on1で解決するということができるようになりましたね。

とくに、新型ウイルスへの対応でリモートワークに切り替えていたことで、リモートならではの悩みも出てきていて。コミュニケーションの頻度が減っていた中、そうした悩みにすぐに気がついて1on1で話ができたのは良かったです。1ヶ月に一度だと、対応としては遅かったと思うので。

村山さん 目標達成については、ヘルスチェック機能があったことが大きいですね。目標に大幅ビハインドしているチームがあったのですが、ヘルスチェックを通じてそのことに早めに気がつくことができたんです。

遅れを検知してすぐに目標を適切なものに修正したことで、再び目標達成に向けて走り出せるようにチームを立て直すことができました。従来であれば、期中には絶対に気づけずに、期末に「ああそうだったんだ…」ということになっていたと思いますね。

▼Wistantのヘルスチェック機能のイメージ。詳細はこちら

目標ヘルスチェック①

村山さん あとは11月に1on1ワークショップを開催していただいてから、メンティ側の話す内容がかなり変わって、自発性が高まったなと感じます。これまでは質問に対してひとことで解答していたような人でも「それはこう思ったからで…」といった形で自分の考えをしっかり表現してくれるようになったなと。

河村さん 自分はメンターとして、最初に比べて1on1の時間配分がうまく回せるようになったなと思います。そもそも1人ひとりが抱える目標数が絞られたこともありますし、充実度が定量的に可視化されるので、そこも意識していますね。

村山さん 「充実していない」と言われると、反省しなきゃってなりますね(笑)

 

ーーいま、まさに評価期間中(2020年12月)ということですが、いかがですか?

村山さん フィードバックに関する意見交換会をWistantさんに開催していただいたことで、フィードバックを印象ではなく事実ベースで伝えること、そして「こうだったよね」じゃなくて「なぜこうなのか」をしっかり伝えるといったことが理解できたので、これから実践していこうと思っています。

そもそも、目標に対するすりあわせがきっちりできているので、評価面談に対しての気持ちがラクになりました(笑)。被評価者と評価者で共通認識があるので、ズレを是正する必要がないんですよね。

以前は自己評価とフィードバックに乖離がある場合もあり、それを1個1個説明していくのはとても気が重くて…。けれど今回は、より未来の話に時間を割くことができると思っています。



ーーちなみにWistantを導入されて、メンバーの方のパフォーマンスや成果が上がったという実感はございますか?

村山さん それがすごくあって。Wistantを使ってマネジメントサイクル回したこの四半期の、目標達成度の「A評価(達成ライン)」が71%→89%に、「S評価(120%達成)」が29%→56%まで上がったんですよ!

こうした結果もあって、今後は全社でWistantを運用していくことに決まりました。今回の取り組みで一定のラインには達することができましたが、これでやっと初段かなと思っていて。まずはこれを、全社に広げていきたいですね。

河村さん 全社でWistantを導入することで、部署間での目標に対する温度差が解消できるのではないかと期待しています。

村山さん 今後は、マネジメントレベルのでこぼこ感のところをもっと検証して、マネージャーの成長に取り組んでいきたいですね。また、「マネジメントのあるべき姿」もしっかり定義していきたいなと考えています。

ーーすごく成果があがっていて、私たちもとても嬉しいです!村山さん、河村さん、ありがとうございました。(了)

▼今回の取材はオンラインで実施させていただきました▼

vivitさん取材風景

 

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