「管理職研修をしても、現場が変わらない」
「研修はやるけれど、マネージャーは“やらされ感”いっぱいで…」
「そもそも、なぜ研修が必要だったんだっけ?」
そんな“もやもや”を抱える人事の方々が、他社の人事と率直に語り合える場をつくりたい。
そんな思いから生まれたのが、今回の少人数制交流イベント「人事の放課後」です。
毎回トークテーマを変え、専門家の方をゲストにお招きして開催してまいります。
記念すべき第1回は、2025年7月29日(火)、LIFULL HUB麹町にて開催されました。
左:司会の岩井真理氏 右:株式会社フルート 代表取締役社長 菊池 裕太
第1回のテーマは、現場で起きがちな“理想と現実の乖離”に真正面から向き合うもの。
講師には、日経ビジネス「課長塾」講師であり、5,000人以上の管理職を支援してきた中川紀篤氏をお招きし、プロコーチでハラスメント対策の専門家・岩井真理氏の司会進行で開催しました。
▼管理職研修で管理職が変わらない時、何が背景にあるのか?
管理職研修をしてもなかなか変化できないのは、“心理的な壁”があるから。
“心理的な壁”って、見えないけれど確かにある。それがあるままだと、人は動けないし、変わらない。
人事の皆様は、この管理職の“変われなさ”にも寄り添って、研修を設計していく必要がある。
▼管理職研修ではスキルをインプットすればよいのか?
“1on1のスキルアップ”も注目されていますが、基礎知識を教えれば対話がうまくいくと思われがちです。
そんなことはなく、そもそも“話したくない”“聞きたくない”という状態のままでは、どれだけスキルを学んでも意味がないんです。
“この人には話しても大丈夫“と思えるか。つまり“安全感“のある関係性こそが、変化の前提になります。
▼部下との関係性を改善してほしい管理職に、何が必要か?
“わかってくれない上司“っていうのは、“わかってもらえる関係をつくる努力“をどこかでやめてしまっているかもしれない。管理職に必要なのは、知識よりも、“自分のバリアに気づく力”だと思います。
“自分の中にある壁”を越えない限り、誰とも本当の意味でつながれないんです。
講演の問いを受けながら、参加者の皆様で各グループに分かれてディスカッション。
初めて会う他社の人事の皆様や、中川氏や岩井氏も一緒にテーブルに参加し、対話を深める時間も。
「自社でどこまで踏み込んだ研修設計ができるか」
「現場マネージャーの“腹落ち”をどう作るか」
「上司と部下の関係を変えるには、まず何から始めるべきか?」
など、日々の実践や悩みを交えて本音で語り合う姿が印象的でした。
交流タイムでは、軽食とドリンクを囲みながら自然と話が弾み、「もっと時間がほしい」「次回も絶対来たい」という声も多数いただきました。
「“心理的な壁”という言葉にハッとしました。うちの研修、まさにそこが抜けていたかも…」
「同じ悩みを持つ人事の方と話せて、気持ちが軽くなった」
「登壇者のお二人の実践知がすごくリアルで、参考になりました」
参加者の方からは、
「他社の人事と、ここまで率直に語り合えたのは初めて」
「“研修の限界”を共有できたことで、少し気持ちが楽になった」
といった感想も寄せられ、少人数制の対話イベントとして好評をいただきました。
そして、次回の「人事の放課後」は、8月28日(木)開催!
今度は、「1on1」と「ハラスメント」がテーマです。
📅 日時:2025年8月28日(木)19:00〜21:00
📍 会場:LIFULL HUB 麹町(半蔵門駅 徒歩2分)
👥 定員:20名
1on1が“対話”の場として機能するには何が必要なのか?
“善意ゆえのすれ違い”が、リスクになることもある──
そんな繊細なテーマを、深くやさしく掘り下げていきます。
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