今回は、評価オペレーションの改善を主な目的としてWistantを導入された、株式会社SUPER STUDIO様の事例インタビューです。
結果的に「思っていた通りのことが実現できた」だけではなく、Wistantの高い操作性や利便性により、社内からの問い合わせが大幅に減少するなどの効果もあったそう。新機能「ダッシュボード」についてもお話を伺いました。
▼インタビューさせていただいた方
株式会社SUPER STUDIO コーポレートデザイン室 人事労務ユニット マネージャー 佐藤 耕平 様
株式会社SUPER STUDIO コーポレートデザイン室 組織開発ユニット マネージャー 村瀬 寛晃 様
▼株式会社SUPER STUDIOについて
「コト、モノにかかわる全ての人々の顧客体験を最大化する」をミッションに掲げる、D2Cのトータルソリューション企業です。EC基幹システム「ecforce」や、パーソナライズシステム「1d color」など複数のECシステムに加え、独自ノウハウやビッグデータを活用したD2C支援サービス「apollo d2c」を提供されています。(公式サイトはこちら)
ーーはじめに佐藤さん、村瀬さんの簡単な自己紹介をお願いいたします。
佐藤さん 私はコーポレートデザイン室の人事労務ユニットでマネージャーを務めています。業務内容としては、人事労務に係る業務(勤怠管理、給与計算、入退社手続、人事制度構築、安全衛生管理、従業員からの問合せ対応等)の推進や統制を行っております。また、他事業部と連携が必要になった時の各種調整業務なども行っています。
村瀬さん 私は入社以降、人事労務の実務を担当していたのですが、2020年10月からは組織開発ユニットも兼務するようになりました。そちらでは組織サーベイの結果を見ながら、組織を改善するための活動を行っています。
▼本取材はオンラインで実施いたしました(右下:佐藤様、左下:村瀬様)▼
ーーSUPER STUDIOさんについてもご紹介いただけますでしょうか。
佐藤さん 弊社は2つの事業を展開していて、1つ目はECプラットフォーム「ecforce」を提供するSaaS事業です。2つ目はメーカーのD2C事業をワンストップで支援するサービス「apollo d2c」を提供しているD2Cコンサルティング事業になります。
組織の特徴として、個人的には弊社のバリュー(共通の価値観)のひとつである「HONESTY」を大事にしている人が非常に多い会社だと思っています。
従業員の人数も100名を超えてきた中で、今期のテーマはまさに組織の仕組みづくりというところです。
▼株式会社SUPER STUDIO様の社内風景▼
ーーSUPER STUDIOさんは、「評価オペレーションの改善」がWistantを導入された最も大きい理由でしたよね。
佐藤さん もともと弊社では、賞与評価とグレード評価のふたつのスコアを管理したいと考えていました。また、評価期間しか開かないツールではなく、もっと無意識に日頃から使えるようなものを導入できたらと思っていて、その中でWistantを見つけて弊社にフィットするかなということで導入しました。
実際に導入したことで、評価オペレーションは大きく改善しました。Wistantのカスタマーサクセスの方と一緒に作り上げていき、機能的な改修にも素早くご対応いただけてありがたかったですね。
カスタマーサクセスの方の良いところは、まず対応スピードが速い!即レスしてくれるので、びっくりします(笑)。
また、質問に的確に答えてくださるんですよね。「1言って10わかる」感覚と言いますか、少ない情報で先を読んで提案してくださる。なので、フィードバックの仕組みを作っているときは楽しかったですね。結果的に、思っていた通りのことが実現できました。
村瀬さん 自社オリジナルのドキュメントを、各所に挿入できる機能があるのが良いですね。評価についても、これまでは別のドキュメント管理ツール上にあるマニュアルを見ながら自己評価を記入する…というやり方で面倒だったんです。いまはそれがひとつの画面にすべて集約されているので、便利になりましたね。
▼ドキュメント挿入機能のイメージ(サンプルデータ)▼
ーーフィードバック機能以外は、どのように活用されていらっしゃいますか?
佐藤さん フィードバック機能以外の利用は各部署に任せているのですが、私は1on1にも活用しています。もともと2018年から1on1は全社的に導入されていて、現在は上司部下のペアで最低でも月1回は行うようにしています。
Wistantでは事前アンケート機能などもあり、日々の1on1でも気軽に使えるようになりました。
また個人的には、Slack連携があって定期的に通知が届くのがいいですね。それによって、ツールとしてぐっと身近な存在になったといいますか。通知が定期的にあることで、具体的なアクションにつなげることができています。
村瀬さん 私はWistantの直感的に操作できるところが気に入っています。ヘルプやガイド機能を活用することで「ここにこれを入れればいいんだ」ということがわかりやすくなるので、メンバーも使いやすさを感じていると思います。
実際、Wistantに変えてから現場からの問い合わせが少なくなったんですよ。以前は「これってどうやったらいいんですか」という質問がすごく多かったのですが、それが減ったのが嬉しいですね。
また、1on1をしながら目標の進捗が見られるなど、利便性が高いなと感じています。ひとつの画面でスムーズに目標を確認して、振り返りまでできるんですよね。
ーー先日(2020年12月)にリリースされたダッシュボード機能についてはいかがですか?
佐藤さん ダッシュボードいいですね。単純に、いまの組織の状態が色々な切り口からわかるじゃないですか。
▼実際のダッシュボードのイメージ(サンプルデータ)▼
弊社のダッシュボードを見ると、1on1に関しては色々と課題が出てきていることがわかりますね。ちゃんとWistantを使いこなせているのか、しっかり分析できているのか…。1on1の現状は、今後もっと深堀りしていかないといけないなと思っています。
村瀬さん 私は「目標の達成度」が気になりますね。各自がもっと明確に進捗を追えるようにしていきたいと思っています。1on1もそうですが、全従業員がさらに最適な目標設定を行えるようサポートしていきたいです。
佐藤さん 将来的に、他社の数値と比べた偏差値のような形で見えると嬉しいですね。他の会社に比べて弱いポイントを見つけることで、施策の訴求力が増すと思うので。
ーーそうですね、実はそういった方向で機能を拡張させることを考えています!最後に、今後解決していきたいマネジメントの課題について教えてください。
佐藤さん 直近では、全社的な連帯感を高めていくための施策を行っています。例えば2020年11月末で第6期を終えたタイミングで、キックオフで中期経営戦略を改めて全社に周知しました。
ただ、今後も戦略をマネジメントレイヤーから定期的に周知していかないと少しずつ薄れていってしまうと思うので、継続的に手を打っていきたいですね。
また、マネジメントレイヤーが経営陣からのメッセージや制度の意図を理解する場が少なく、独自解釈で現場に伝えていってしまうという課題も感じていました。そこで、経営とマネジメント層がコミュニケーションをとるための場として「マネジメント会議」を新設しました。
▼株式会社SUPER STUDIO様の会議風景▼
第1回はマネージャー約30名全員を集めたので議論が起きにくかったのですが、今後は分割して1人ひとりの疑問を解消できるような場所にしていきたいです。
今後新しく入社する方が増えて、色々な価値観を持つ人が入ってきます。価値観が入り乱れるので、皆がそれを認め合えるような人に成長することで、より一体感を高めて社会に貢献していきたいですね。
村瀬さん 弊社は、バリューとして「CHANGE(変われる人であれ)、INSIGHT(本質を見極めろ)、HONESTY(人格者であれ)」という3つを掲げていて、バリューに沿って社員が育つことで会社も成長していくと考えています。今後は、より1人ひとりがバリューに沿って成長していく組織を作っていきたいです。
組織の多様性が増す中で、会社として個人にどういう成長をしてもらいたいのかをしっかりと定めた上で、従業員の声も拾いながら、マネジメント層を含めて人を育てていければと考えています。
ーーとても素敵ですね!今後の組織成長を応援しております。本日はありがとうございました。(了)