今回は、おもに 1on1 の運用と改善に Wistant をご利用いただいている、キスケ株式会社様 の導入事例インタビューをご紹介いたします。 1on1 を始めてから約1年が経ちましたが、普段の会話では生まれない気づきや、 新しいアクションが始まるきっかけづくり になっているようです。
▼インタビューさせていただいた方
キスケ株式会社 取締役副社長 M&A担当 山路 大助 様
▼キスケ株式会社について
愛媛県松山市・今治市を中心にカラオケWAO・キスケボウル・天然温泉 喜助の湯(きすけのゆ)・パチンコPAOなど各種アミューズメント施設を運営。公式サイトはこちら
ーー はじめに貴社と山路さんのご紹介をお願いいたします。
弊社は愛媛県にて、「地域の楽しい」を生み出すために、計12のカラオケやボウリング、温泉施設などを運営しています。
私は大学を卒業後にキスケに入社し、現在は取締役副社長を務めています。
ーー 1on1を導入しようと思った理由は何でしたか?
元々、1on1という取り組みが流行っているなとは感じていたのですが、実はわざわざ導入する必要はないと思っていました。
当時、「1on1=単なる上司と部下のコミュニケーション」だと思っていて。弊社の従業員は仲が良く、普段からよく話しているので、必要ないなと考えていたんですね。
ですが本来、1on1というのはメンティ(部下)の成長をサポートするために、メンター(上司)が振り返りを通した内省を促す場であり、単に会話をするわけではないということを知りました。
そうであれば、従業員の成長支援のためにやるべきだと思い、まずは自分がメンターになって少人数で始めました。
参考記事:【徹底解説】「1on1」がマネジメントを改善!運用のコツや導入事例、ツールを紹介
ーー 実際に1on1をやってみて、いかがでしたか?
改めて「かしこまった」時間を作ることで、会話に真面目さがでる所が良いと感じていますね。
立ち話だと流してしまうような話でもしっかりと聞けますし、普段は話すことのないキャリアプランの相談を受けたりもします。
業務の中では言いにくいことも、こういう場だからあえて言おうという雰囲気になり、本音を話してもらえることで、知らないことを知れる貴重な機会になっています。
具体的には、仕事の話、プライベートの話含めて、まず良かったことと悪かったことをメンティに振り返ってもらい、次に会社に対する疑問などがあれば聞いていますね。
そして、何か次に行うアクションがあれば、その確認をしています。
「たわいもない話は普段の雑談でできていたけれど、こういう話は中々できていなかったんだな」ということを実感しましたね。
ーー 普段の会話とは、また違ったコミュニケーションをとられているんですね。
そうですね。1on1を続ける中で、だいぶ1対1の話に慣れてきたので、通常業務の中で相談を受けることも増えました。
今までは個室で2人で話していたら、「何かトラブルでもあったのかな?」と周囲に思われていたと思うのですが(笑)、会社の文化として浸透しましたね。
1on1は、その会話をしている時間から生まれる価値だけでなく、その場以外のコミュニケーションもスムーズにしていると感じます。
また、我々の業界ではあまり1on1を導入している企業はいないので、少しはブランディングにもなるのかなと思っています。中途入社した人からは、「こんな制度があるんですね」と驚かれることもあります。
ーー Wistantを導入しようと思ったきっかけは何でしたか?
元々、パソコンのメモ機能を使って1on1で話した内容を記録していたのですが、それをコピペして相手に送るのが手間だったんですよね。
あとはよく「次はいつ誰とだったかな...」というスケジュール調整も含めて、管理が大変だと感じていました。
そんな中、1on1に価値を感じて全社展開しようと思った時に、絶対メンターに負担がかかるだろうなと思い、システムを使った方が良いと思ったんですね。
また、システムという枠組みがあった方が、全体で始めるきっかけにもなりやすいですよね。1対1で定期的に話してねと言っても、最初はみんな恥ずかしいと思うんですよ(笑)
なので、システムを導入して「会社として1on1に取り組むんだ」というメッセージを伝えることで、「みんなやってるんだ」という認識を浸透させる意味合いでも、価値があったと感じています。
ーー 実際にWistantを利用してみて、いかがですか?
まず、1on1のペア同士で議事録を共有しやすくなりましたね。
1on1中にお互いが見る画面があり、そこにコメントを記入すると、すぐに相手にも共有されるので、自分がとったメモを相手に送るという手間がなくなりました。
また、1on1のスケジュールが一覧になるので、誰といつ実施予定なのかが把握しやすいですし、日程のリマインド通知も受け取れるので、忘れてしまう心配もなくなりました。
あとは、管理者側で1on1の実施状況を把握することができるので、例えば特定のペアで実施頻度が落ちているなどの問題に気づくことができる点も良いですね。
ーー ご自身の1on1をスムーズに進めることと、全体の状況把握に役立てていただいているんですね。最後に、今後の意気込みを教えてください。
1on1を始めてから約1年が経ちましたが、普段の会話では生まれない気づきがあったり、新しいアクションが始まるきっかけを作れているなと感じています。
Wistantもより活用して、今以上に従業員の成長を支援できる会社にしていきたいですね。
ーー ありがとうございました!(了)
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